
子どもを通わせていました。 のびのびと自由に遊ばせてくれる、本当に大好きな場所でした。 子どもを一方的に指導して全員で一斉に何かやらせるようなことはほとんどないのではないでしょうか。 子ども自身のやりたいことを尊重してくれ、子どもの自然な喜怒哀楽を引き出してくれ、やりたいことをとことんやらせてくれる、自分が何が好きなのかを知る時間を作らせてくれる幼稚園です。 外遊びをたくさんさせてくれ、時間割はありません。朝の会や給食の時間に鐘が鳴るくらいです。 園庭には山があり、木がたくさん。隠れられる場所もあり、大人もわくわくする作りになっています。危ない場所もありますが、年長さんが、年少さんに気をつけるように自然と教えてあげたりします。危険なものを排除するのではなく、危険を学んでいます。 けんかやもめごとは、先生がある程度見守る姿勢です。「もめごとはこやし」なのではないでしょうか。けんかして仲直りすることがコミュニケーション能力を育てるのだと思います。 基本、暖房や冷房がなく、 自然の厳しさを学ぶことを通じて、すべてがスイッチひとつで思い通りになるようなことはないんだと教えてくれます。 冬場は、火を焚いたり、走りまくって暖を取っています。 夏場はさすがに、猛暑の影響で冷房を利用することもあるようですが、井戸水を使った滝を流して涼しくしたり、水遊びを好きなだけさせてくれる環境です。 PTAはありません。 行事も運動会と保育参観、先生との懇談があるくらいです。 運動会はいわゆる運動会ではなく、子どもたちのやりたいこと、子どもたち自身の意見を聞いて何をするか決めるようです。 参観も、発表会的なものはなく、普段の自由に遊んでいる様子を見せてくれます。 ですから、子どもたちが劇をやったり、楽器を演奏したりとかを見たい方には不向きです。 クラス毎に行うあそびもありますが、普段は学年関係なくいろんなクラスの友達と混ざって好きな場所で遊びます。 給食は隣の古民家の一部に給食室があって、毎日出来たてのあったかい給食を出してくれます。ほんとうにおいしくて、給食で苦手なものを克服できたりします。 何かを強制されることなく、子どもたちは無限に遊べます。何もない場所でも遊びを 見つけられる子になります。指示待ちの子にはなりづらいと思います。