保育園・幼稚園情報
待機児童とは?
待機児童(たいきじどう)とは、保育所の入所申請をしているものの、希望する保育所が満員である等の理由で保育所に入所できない状態にある児童のことを言います。
ここでは、「待機児童」についてご紹介します。
待機児童の発生原因

長引く不況により、失業や収入低下を補うため共働き世帯が増加し、都市圏を中心に低年齢児(0歳~2歳)の保育需要が増えたことが主な原因です。
その背景には、都市部を中心に核家族化が進み、実家に子供を預けることが難しくなったこと、また従来は3歳児以後の入所が中心だったため、低年齢児の保育に対応できる保育所が少ないことなどが挙げられます。
さらに、女性の社会進出や育児休業制度の浸透などにより、産後も働く女性が増加したことも理由のひとつです。
待機児童の数

厚生労働省の資料では、2011年(平成23年)4月現在の待機児童数は25,556人で、うち0歳~2歳が21,109人、3歳以上が4,447人となっています。
都市圏を中心に待機児童が問題になっている一方で、青森・富山・石川・福井・山梨・長野・愛媛各県の過疎地域等では、子どもの減少により定員に満たない保育所も存在しています。
待機児童ランキング

2011年(平成23年)4月1日現在の県別待機児童のランキングです。
待機児童数が最も多いのは東京都です。大学進学や就職、結婚などを機に生まれ育った故郷を離れ、都市部へ移り住み、核家族化が進んだことが大きな要因です。
2位に沖縄県、3位に大阪府と続いています。沖縄の待機児童が多い理由としては、米軍占領により保育所の整備が遅れたことや、県民の所得が低く働く女性が多いことが挙げられています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
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東京都 | 沖縄県 | 大阪府 | 埼玉県 | 神奈川県 | 千葉県 | 滋賀県 | 茨城県 | 兵庫県 | 宮城県 |
