保育園・幼稚園情報
保育園の申込方法/ホームメイト
子育てしながら働くには、保育園に入るための「保活」(ほかつ:子どもを保育園に入れるためにする手続きなどの活動)が欠かせません。しかし、初めての保活は何からすればいいのかよく分からず、また2人目以降の方も、細かいことは忘れてしまっている場合も多いのではないでしょうか。
「保育園の申込方法」では、認可保育園に4月入園する流れを中心に、年度途中や0歳での入園、必要書類についても説明します。申込みまでの流れを把握して、焦らず計画的に保活を進めましょう。
入園までの流れ
認可保育園への4月入園を目指す場合は、前年の春頃から動き始めると無理なく保活を進められます。年度途中に入園する場合も、必要な準備は同じです。ここでは、入園までの流れをまとめました。
春:保育園の候補を考える

入園したい保育園を決めるために、まず情報収集を始めましょう。自治体の相談窓口を活用すると、施設の一覧や具体的な手続き方法、新規開設の園があるかなど、最新の情報が手に入ります。申請時期が近付くと混雑するので、早めに相談してみると良いでしょう。子育て支援施設や公園などで、先輩ママ・パパに聞くのもおすすめです。
0歳から預けたい場合は、保育園の受け入れ可能年齢にも注意が必要。園によっては、「生後2ヵ月から」、「5ヵ月から」、「1歳以上」などと対象年齢が異なります。
夏:保育園を見学に行く
気になる園を見つけたら、見学に行きましょう。多くの保育園の場合、見学のシーズンは夏頃で、春生まれの赤ちゃんを連れたお母さんや、秋に出産予定の妊婦さんが見学していることもよくあります。
保育園はひとつに限定せずに、3園ほどを見学することをおすすめ。なお、保育園の見学は、それぞれの園に直接申込みます。もし、夏に出産予定なら、早めに見学できないか相談してみましょう。
秋~冬:申請時期に合わせて申込む
保育園の候補を決めたら、次は申込みです。必要書類が多いため、募集要項が公開されたら早めに準備することをおすすめします。
年明け:入園先が決定
申込みをした保育園から入園可否の通知が届くのは1~2月頃。入園先が決まったら、園での面談や説明会に参加し、必要な物品も準備しましょう。
年度途中の場合は、入園する前月の中旬頃に通知が届きます。内定から入園までの期間は短いので、テンポ良く入園準備を進めましょう。
保育園の申請はいつから?
ここからは、入園のタイミング別の申請時期を説明します。ギリギリになって慌てないよう、確認しておきましょう。
4月入園の申請時期

4月から認可保育園に入園する場合は、前年の10~12月頃に申込みを受け付ける自治体がほとんど。時期が近付くと、各自治体のWebサイトや広報で案内が出ますので、遅れないように気を付けておく必要があります。
0歳での4月入園の場合も、申込時期は10~12月頃となっており、時期をずらすことはできません。出産や新生児期と重なる場合は特に、家族で協力し合うのが大切になります。
年度の途中で入園したい場合の申請時期
年度途中での入園は、多くの自治体で、入園を希望する月の2ヵ月前から2週間前までが申込期間。例えば、9月に入園を希望するなら、7月頃から8月中旬までに申込みが必要です。早生まれなどで0歳での4月入園に間に合わない場合は、1歳になった4月よりも、0歳の途中の方が入りやすい傾向があります。また、年度初めの追加募集が行われる5月や、会社で人事異動の多い9~10月に空きが出やすい可能性も。希望の入園月に合わせて、情報収集や書類の準備を進めましょう。
認可外の場合
認可外保育園は、それぞれの園が独自に申込時期を決めています。随時受付している園がほとんどですが、希望者の多い4月だけは、前年のうちに受け付ける園や、シーズンごとに申込時期を区切っている園もあり、個別に確認が必要です。希望する園の申込時期を把握して動きましょう。
申請先と必要書類
認可保育園の申込みに必要な書類は、自治体ごとに一律です。一方、認可外の保育園に申込む書類は、保育園によって異なります。ここでは認可保育園に申込む際の必要書類と、申請先について確認しましょう。
書類はどこで手に入れる?

認可保育園への申込書類は、自治体の役所で配布される他、電話やWebサイトで請求すると送ってくれる場合もあります。
また、各認可保育園や子育て支援施設で手に入る場合も。Webサイトからダウンロードできる自治体もありますが、郵送には専用の封筒が必要な場合もあるので注意しましょう。
全員が提出する書類
保育園を申込むすべての方が提出する書類は、大きく分けて、以下の4種類です。なお、各書類の名称は自治体によって異なります。保育園は「保育が必要な子供」のための施設なので、保育の必要性を示す書類も必要です。
- 保育の必要性を認定してもらうための申請書
- 希望する園を記入する申請書
- 本人確認書類・マイナンバー
- 保育の必要性を証明する書類
状況に応じて準備する書類
すべての方が提出する4種類の書類以外にも、自治体によってはさらに別の書類が必要な場合も。ここでは、横浜市を参考に提出書類の一部をご紹介します。
- 出生前に利用申請する方(4月の1次申請に限る):母子健康手帳のコピー
- 認可外の保育施設を利用中・卒園した方:在園証明書または卒園証明書
- 保育施設などで働く保育士など:保育士証などのコピー及び保育士等就労に関する誓約書兼証明書
- 地域療育センターへ親子通園していて就労日数が減っている方:就労日数が減少していることの申立書など
- 生計中心者が失業している場合:離職票のコピーなど
なお、以下の方は、横浜市が所得を把握していないため、所得を証明する書類が必要です。どの年の所得を証明するかは、入園希望時期によって異なります。
- 1月1日現在、横浜市に住民登録がない方:住民税(非)課税証明書など、合計所得金額が分かる書類
- 海外勤務期間がある方:海外収入申告書、海外勤務期間中の所得額や各種控除額が分かる書類など
書類の提出先
認可保育園の申込書類は、自治体の窓口へ持参または郵送で提出します。郵送の場合は締切りが早いことや、不備があってもその場で直せないことに注意しましょう。
近年は感染症の影響で、郵送のみ受け付ける自治体もありました。その他にも4月入園の一斉申込みのみ郵送可能、など様々なパターンがありますので、細かく確認することが必要です。
まとめ
保育園は入園希望の時期によって、申込みのタイミングが異なります。特に4月入園の場合は、前年の秋~冬のうちに締切りがくるため、計画的な保活が肝心です。まずは情報を集め、気になる園を見つけたら見学してみましょう。
申込書類は、各自治体のWEBサイトから請求したり、自治体窓口などへ取りに行ったりする場合があります。不備があると申請が通らない恐れもあるため、できるだけ早めに準備していきましょう。