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世界の幼児教育
インド・ブラジルなど



新興国には、初等教育の就学率が100%に達していない国がたくさんありますが、政治の安定や経済の好調な動きに同調するように、まずは基礎的な教育を普及させる取り組みが、国を挙げて行なわれています。1990年(平成2年)の「万人のための教育」などをきっかけに、2000年代に入ってからは、幼児教育改革も本格化しているようです。インドとブラジルを例にご紹介しましょう。

インドの万人のための教育

インドの万人のための教育

幼児教育に限らず、インドの教育はこれまで、上位カーストに限定されたものでした。しかし、すべての子どもたちに人間としての能力を発揮できる機会を用意しようと、2002年(平成14年)に「サルヴァ・シクシャ・アビヤン(万人のための教育)」が各州に義務化。これによって、6歳未満の子どもすべてに対し、州は保育や教育が提供されるように努力しなければいけないとされました。それにともなってインドでは、イギリス、スウェーデン、オランダなど諸外国からの支援も受け入れ、色々な教育プロジェクトが実行されています。

インドの首都ニューデリーの幼児教育事情

インドの首都ニューデリーの幼児教育事情

環境の行き届いた有名私立校では、2歳からプレスクールに通い、その後、受験をして幼児学級に入園します。そこでは、食べ物、水、植物、交通などのテーマが挙げられ、日本の小学校低学年の生活科のような総合的な学習が実施されています。

3歳児までの保育施設で英語教育を受け、4歳児クラスになると使用言語はすべて英語に。インドのビンゴゲームのようなタンボラという算数キットを使った数の学習も行なわれる程、中間層の子どもの多い有名私立の幼児教育は過熱傾向にあります。

それに対し、工事現場で働く季節労働者などの子どもが通うNGOのモバイル・クレーシーズ(移動式保育所)では、子どもたちが車座になって、積み木やビーズなどを使って遊びます。安全に外遊びができる環境がないケースも多いようですが、異年齢の子どもたちが一緒に保育・教育を受けています。幼い兄弟姉妹の子守りをするのが当たり前とされている女の子も、ここにくれば、読み書きや足し算ひき算などの学習ができることから、6歳以上の子どもたちの姿も見られるのが特徴です。

ブラジルの就学前教育

ブラジルの就学前教育

ラテンアメリカでは最大の経済大国となったブラジルの就学前教育は、0歳から3歳までの保育園と4歳から6歳までの幼稚園からなります。中産階級は私立の保育園に子どもを預け、低所得層は無料の公立保育園を利用するというのが一般的のようです。2006年(平成18年)に初等教育の就学年齢が6歳に引き下げられ、さらに2009年(平成21年)には、4歳児と5歳児も義務教育の対象に含まれるようになりました。

幼児教育は人格形成の基礎をつくる重要な時期の教育という考えが浸透し、幼児教育環境の整備、就学率の向上、教員の資格向上などに関する取り組みが、急ピッチで進んでいます。2010年には、4歳児と5歳児の就園率が80%に達し、都市と農村部の就園率の差も縮まってきているようです。

動物イラスト