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世界の幼児教育/北欧諸国



国際学力調査で常に上位をおさめるフィンランドをはじめ、北欧の教育に注目が集まっています。早期教育や受験とはおよそ無縁な北欧の小さな子どもたちが、園や家庭でどのように過ごしているのかについて、フィンランド、スウェーデンの2つの国を例にご紹介します。

子どもの成長を励ますフィンランド

子どもの成長を励ますフィンランド

フィンランドでは、義務教育期間は基本的に、他人と比較するテストは実施されていません。なぜなら、1クラスが15~16人の少人数なので、ノートの中身や発言を聞いていれば、誰がどのくらい理解しているかは分かるからです。これを覚えなさいと押し付けなくても、子どもたちは自ら関心を持ち、自主的に学ぶものと考えられています。

子どもがやる気をなくさないように様々な角度から励まし、学ぶ機会や条件をなるべく平等にして、学力レベルの差を作らないというのが、フィンランドの幼児教育のスタイルです。知識つめ込み式の早期英才教育ではなく、経験的な学びを重視するホリスティック教育を実践しています。

フィンランドの保育園

フィンランドの保育園

フィンランドは、冬になると氷点下を超える日が続きますが、保育園に通う子どもたちは防寒具を着込み、園庭に出て外遊びをします。園庭には起伏があり、ソリで斜面を滑り降りたり、ときにはからだごと突っ込んだりと遊びはダイナミック。活発に動いた方が、子どもたちは自分の限度が分かって良いそう。保育者が一緒に遊ぶこともありますが、きっかけを作るくらいで、たいていは子どもたち同士で遊びを作り出します。

冬も1日に2回は外遊びの時間があるのは、外に出ると子どもたちが安定し、食事をたくさん食べ、よく眠り、一日の流れがスムーズになるという理由からです。先生と保護者が面接をして早期教育計画を作りますが、子どもたちに無理強いをするような大きな目標は立てません。一人ひとりの成長に寄り添う大人のまなざしのもとで、子どもたちは安心して自分の世界を築き、自分はこれがしたいという意志と集中力を育んでいます。

オープン保育園があるスウェーデン

オープン保育園があるスウェーデン

育児休暇も育児手当も充実しているスウェーデンでは、子どもが生まれて1年ほどは、両親のどちらかが家庭で育児をするので、0歳児保育はほぼ存在しません。その代わりに、0歳から6歳の子どもとその親が自由に行って遊べる「オープン保育園」と呼ばれる市の施設があります。スウェーデンの幼児教育は、遊ぶことが重要課題。文字を読んだり書いたりすることは、修学前に特に必要ではないと考えています。

「オープン保育園」では、パペットや手遊びを交えた歌遊びなどの活動のほか、保育のプロのアドバイスも受けられます。保護者たちは必要なときにだけオープン保育園へ通い、情報交換などもしながら親子で過ごします。オープン保育園の利用料は無料で、子どもが走りまわれる広いホールのようなスペースを中心に、落ち着いて過ごせるように区切られた部屋、食事をする部屋、キッチンなどで構成され、おもちゃも豊富。食べ物の持ち込みも自由ですが、軽食を購入できるスペースがあり、環境先進国の顔を持つスウェーデンらしく、エコマークのついた食材が並んでいます。

スウェーデンでは、社会経験を積んだ後に大学に入学することが稀ではなく、学費は無料で生活資金は国から支給されるため、子どものいる大学生も多いのが特徴。子どもは親が普段やっていることを見ているので、紙を持ってきて勉強ごっこをしたりしています。思い思いに過ごせる「オープン保育園」は、利用者の自主性を重んじながら、様々な遊びの機会を提供する場所です。

動物イラスト