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世界の幼児教育/ヨーロッパ諸国



ヨーロッパ諸国では、就学前の幼児教育が、生涯学習の第一段階として捉えられていることが多く、遊び形式で子どもの知識、技能など様々な能力を発達させる取り組みが古くから実践されています。幼稚園の基礎を築いたフレーベル教育、子どもの自主性を信じて伸ばすモンテッソーリ教育、子ども主体の幼児教育メソッドのフレネ教育、音楽教育は人間教育でもあると考えるコダーイ教育など。

世界中で知られるこれらの幼児教育の発祥地は、ドイツ、イタリア、フランス、ハンガリーのヨーロッパ諸国です。100年以上にも渡る幼児教育の歴史がありますが、現在はどのような取り組みが行なわれているのでしょうか。

イタリアのレッジョ・アプローチ

イタリアのレッジョ・アプローチ

イタリアの地方都市レッジョ・エミリア市が展開する、芸術活動を中心とした独特の幼児教育が、子どもたちの可能性や表現を広げるアプローチとして、世界中から注目されています。レッジョ・エミリア市の教育には、決まったカリキュラムはありません。アトリエをはじめ、野外の自然、街の中など様々な場所を学びの場所に、街の人とのコミュニケーション、家族との関係を通じて、最もふさわしい方法を選択しています。

レッジョ・アプローチはメソッドではなく、子どもの人生についての考え方であり哲学です。レッジョの保育施設では、子どもの声を最大限に引き出すことを目標に、一日の始めには子ども同士の会議の時間を設けています。

さらに、レッジョ・アプローチを特徴づけるのが、人工物から自然物まで、様々な素材があるアトリエの存在です。専門の資格を持つアトリエスタが見守る中で、絵を描くのはもちろん、光に触れながら、そこに隠れた科学的な現象も理解していくといった体験は、創造性を養うと同時に、ものの科学的な理論を知る教育にもなるといいます。レッジョ・アプローチでは、そこに至る過程が大切にされています。

フランスの幼小一環カリキュラム

フランスの幼小一環カリキュラム

子育てへの経済的援助が手厚いフランスでは、3歳から6歳までは8時間の教育が無償で、3歳からのすべての子どもに就学が保障されています。幼児教育を行なう保育学校は義務教育ではありませんが、3歳以上の就学率は100%で、日本では小学校にあたる初等教育に組み込まれています。

制度の整ったフランスの幼児教育は、1881年(明治14年)には、すでに公教育制度に組み込まれ、教育省の管轄下に置かれていました。1970年代に小学校での落第問題が起こったことから、小学校以降の学業の成功と、3歳から6歳の子どもたちのための保育学校の関係が注目されるようになり、学校教育としての意味がより強化されていったといわれています。1989年(平成元年)には、保育学校と初等教育を合わせた、9年間を見通した学習指導要領が作成されました。保育学校では、遊び、自発的な創作活動、感覚的経験を通して、子どもたちの能力を引き出す教育が実践されています。

フランスでは、保育学校と初等教育との関係は、連続性のあるものとして捉えられ、より良い形のものへと現在も模索が続けられています。

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