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世界の幼児教育/アジア諸国



アジア諸国は、IT産業などで最先端をいく一方、深刻な格差社会問題を抱えていて、保育や幼児教育の世界にも影を落としています。各家庭の経済力はもちろん、保護者の子ども観、遊び観、幼児期の知育観によって、子どもの保育と教育環境には、大きく差があるというのが、アジア諸国の幼児教育の現状のようです。

アジア諸国の就学前教育

アジア諸国の就学前教育

1989年(平成元年)に国連が採択した「子どもの権利条約」への参加をはじめ、1990年(平成2年)に開催された2つの国際会議「子どものための世界サミット」と「万人のための教育世界会議」は、アジア諸国の保育と幼児教育の普及・発展に大きな影響を与えました。

2000年(平成3年)にセネガルのダカールで行なわれた「世界教育フォーラム」では、「万人のための教育」の目標年限を2015年(平成27年)に設定。「乳幼児、特に不利な立場におかれた子どもたちやケア・教育を受けるチャンスのない子どもたちに対する包括的なケアおよび教育を拡大・改善する」という条約が目標のひとつとして採択されました。これらを機に、アジア諸国は就学前教育に力を入れて取り組むようになり、初等中等教育の就学率もめざましく向上しています。

多くのアジア諸国では、小学校に就学前クラスを付設するという方法で、農村部やへき地での幼児教育を行なっています。それが困難な場合は、様々な援助資金を利用し、地域の大人たちへの識字教育や家庭教育支援もセットで実施するなど、あらゆる方法で、就学前教育プログラムの普及に取り組んでいるようです。

アジア独自の伝統的な知育

アジア独自の伝統的な知育

儒教文化圏・科挙文化圏では、早期からの古典の暗記・暗唱は、当然のことだとされてきました。文化圏の異なるタイでも、ヒンドゥー文化の古典や仏教の経典を幼少のころから学ぶ習慣があるなど、早期の知育については、アジア諸国で独自の伝統があります。このような暗唱型の伝統的な知育は、ずっと男の子だけが対象になっていましたが、男だから、女だからというジェンダー意識からの開放が進んだ現在では、性別を問わず行なわれるようになりました。

最近では、幼児が親しみやすいことば遊びや創作わらべ歌なども題材として使うなど、伝統的な知育がより洗練されたスタイルへと進化。子どもたちの知的、道徳的、情操的な発達に役立てられています。

幼児教育カリキュラム

幼児教育カリキュラム

1997年(平成9年)にシンガポールのゴー・チョン・トク首相が「考える学校、学ぶ国家」という指針を打ち出し、教え込みの教育から、新しい価値を創造するための学習へと転換すべきことを示しました。それにともなって幼児教育の在り方も、遊びを中心にした創造的でバランスの取れた教育へとシフト。あとに続くような形で、アジア諸国の幼児教育カリキュラムは、知識を詰め込むだけのものから、遊びと探求中心のものへと変化してきています。

また、多文化、多言語の状況にあるアジア諸国は、多国籍企業の進出や労働人口の流出入などの影響もあり、就学前の英語学習や情報通信技術の利用、多言語教育も珍しくはありません。

動物イラスト