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世界の幼児教育/中国



中国の幼児教育は、国内外のすぐれた実践と理論を積極的に取り入れながら、中国各地の文脈に合わせて再構築されています。1980年代のひとりっ子政策の開始から四半世紀以上を経て、ひとりっ子第一世代が親になる時期の中国では、早い段階からの幼児教育も当然のこととなっています。

就学前教育の仕組み

就学前教育の仕組み

中国の幼児教育の現場となる幼児園の設置形態は、公立園、職場立の園、民間設置の地域の園、教育産業が運営する私立園などで、満3歳から6歳までの子どもを対象にした教育機関です。それに加えて、3歳未満の乳幼児を預かる託児所も最近では教育機関として位置づけられ、教員資格を持つ教師が関わる場として、幼児園の中に合併吸収されることが多くなりました。幼児園自体も少子化の影響で保育年齢を下げ、0歳から6歳までのトータルな就学前教育サービスを提供する場へと移行しています。

幼児園は、日本の保育所と幼稚園をミックスしたような形態です。働く保護者のために保育時間は長く、保育のタイプには、全日制、半日制、季節制、定時制のほか、全託という寄宿制保育まで存在しています。遊びを中心に、言葉や数の概念などの学習活動もしっかりと行なわれているのも特徴です。

中国の幼児園には、子どもたちの教育を担当する教師と生活まわりの世話を担当する保育員が配置され、1クラスに教師は2~2.5人、保育員はひとりというのが一般的。子どもたちの活動を促し、叱ったりしつけたりするのは教師の役目になります。

家庭教育のサポート

家庭教育のサポート

中国では、1990年代から資質教育を生涯に渡って推進する政策がとられています。早期からの教育に、まずしっかりと着手することが、国の指針となっているため、幼児園や自治体では、0歳児からの家庭教育を積極的にサポートしています。その具体例が、親子園または親子活動と呼ばれるものです。週末などに幼児園や地域のセンターに集まって、専門家から育児や健康指導を受けたり、親子で一緒に遊んだりしながら、様々な活動を行ないます。ひとりの乳幼児に両親と双方の祖父母が付き添う場合もあり、ひとりっ子への関心は相当なものです。

この親子園・親子活動で指導にあたるのは、2003年(平成15年)から新設された育嬰師で、乳幼児の生活上の世話、看護、運動能力、知的能力、社会性の発達を促すのが役割です。ハイレベルなベビーシッターとして雇用されたり、各家庭を訪問して育児指導を行なったりなど、親子園以外でも活躍しています。幼児園の教師がこの育嬰師の資格を新たに取得するケースも目立つようです。

幼児教育のカリキュラム

幼児教育のカリキュラム

中国では、市場経済化の中で、国営立や公立の幼児園が民営化されていくケースが増えました。遊びを中心に健康、言語、社会、科学、芸術の5つをバランスよく取り入れるのが望ましいとされる幼児教育の内容とは、まったく違ったカリキュラムを展開する私立園も増えてきたといわれています。バイリンガルやマルチリンガル教育、コンピューター、数学、漢詩の暗唱の他、将来、社会のエリートになることを目指し、時事問題に触れて金融意識を植え付ける授業を行ない、定期的に知能検査を実施するなど、早期教育への傾向は強まっています。

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