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世界の幼児教育/アメリカ



自助の精神を重んじるアメリカでは、幼児の保育と教育は、保護者の権利と義務のもとで行なうものと考えられています。そのため、貧困や障害など自助が困難な場合を除き、政府の直接的な介入はほとんどなく、民間組織が主導になって、多様な選択肢を用意してきました。しかし、連邦政府保育政策が、すべての子どもの学力向上を目指すユニバーサルな政策へと転換する中で、各州政府は初等中等教育カリキュラムとの連続性などに焦点をあてた取り組みを始めています。

就学前教育プログラム

就学前教育プログラム

アメリカでは、ほとんどの子どもたちが小学校入学前に、プレスクール(就学前教育)へ1年から2年通います。州政府や学区教育委員会が運営するアメリカの就学前教育プログラムには、キンダーガーデンとプレ・キンダーガーデンがあり、キンダーガーデンは、一部の州では、義務教育に含まれるまでに浸透し、5歳児の9割が通っているほど。キンダーガーデンは小学校に附属していることが多く、基本的な読み書きを中心に、数の数え方、お絵描き、簡単な文章の書き方など就学準備教育が行なわれます。

公教育のさらなる拡充に向けて始まったのが、4歳児のためのプレ・キンダーガーデンです。2002年(平成14年)には3州で全面実施、40州が部分的に実施の方針が挙げられ、入所については、低所得層が優先的に受け入れられているのが大きな特徴。キンダーガーデンもプレ・キンダーガーデンも管理運営は、州政府から学区教育委員会に委譲されています。

連邦政府が手掛けるヘッドスタート

連邦政府が手掛けるヘッドスタート

ヘッドスタートは、連邦政府が最も重点を置いている低所得層のための保育プログラムです。低所得層の3歳児と4歳児に、教育はもちろん、健康や栄養面の支援もすることで学校や社会への適応力を高め、就学準備を行なうことが最大の目的。ジョンソン大統領の「貧困とのたたかい」の一環として、1965年(昭和40年)からスタートし、今では保育政策の中核的なプロジェクトにまで発展しました。

1994年(平成6年)には、低所得層の0歳から2歳児にも早期のヘッドスタートを行なうことが決定。連邦政府から補助金を交付されている公立・私立の保育施設が、子どもの健全な発達と子育て支援のためのサービスを提供しています。

学力底上げを目指す取り組み

学力底上げを目指す取り組み

アメリカでは、学力の底上げを目指す国家的な取り組みが、1980年代から継続的に行なわれています。2002年(平成14年)にはNCLB法(落ちこぼれをつくらないための初等中等教育法)が成立。同年に一般教書でGSGS指針(良いスタートで賢く育つための指針)も発表されました。すべての子どもの学力向上に向けた、より早期からの取り組みとして、連邦政府と州政府は連携を取りながら、基礎的な読解力と言語能力の育成を重視するカリキュラムを推進しています。

その内容は、絵本の読み聞かせ、言葉遊び、日常のコミュニケーションなど、今までにも保育活動の中で取り入れられてきた馴染み深いものですが、カリキュラムとして構造的に組織化され、指導方法に関する研修機会も増えることで、保育の質の向上に大きく貢献。法的には何の拘束力も持たないにも関わらず、基礎的な読解力と言語能力の育成を重視するカリキュラムは、民間の保育施設でも広く取り入れられています。

動物イラスト