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保育園・幼稚園と
小学校をつなぐ取り組み



近年、保育園・幼稚園から、小学校へ上がっていった子どもたちが、学校生活になじめず、学習や人間関係がうまく機能しないことから、小学1年生の授業が成り立たなくなるという現象が起こっています。いわゆる「小1プロブレム」と呼ばれるものですが、それを解消するために、保育園・幼稚園の就学前教育と小学校教育の学びをつなぐ取り組みがされています。

小1プロブレムとは

小1プロブレムとは

「小1プロブレム」という言葉が使われるようになったのは、1994年(平成6年)頃からです。小学校に入学したばかりの子どもが、授業中に落ち着いて座っていられない、集団行動ができないといった状況が続き、小学1年生のクラスで授業が成立しないと、教師たちが問題視したのが始まりでした。

昔から、クラスにたいてい1人くらいは落ち着きのない子どもがいました。今も数はそれほど変わらないのに、小1プロブレムが起こるようになったのは、先生が少し手のかかる子どもに構っていると、周りの子どもも同調して、先生にまとわりついたり、騒いで気を引こうとしたりして、大騒ぎになってしまうからです。

軽度の発達障害のある子どもがクラスにいることで起こるといった誤った考えが広まった時期もありましたが、それは間違いで、普通の子どもの発達に変化が起こっているのです。

行政による保幼小連携の取り組み

行政による保幼小連携の取り組み

小1プロブレムがクローズアップされる前の1989年(平成元年)には幼稚園の教育要領が、1990年(平成2年)には保育園の「保育指針」が相次いで改訂され、子ども一人ひとりの個性を尊重し、遊びの中で子どもの成長を育む、自由保育が全面に押し出されるようになりました。それに対し、小学校の教育は変わらないままで、そのギャップが拡大したことが、小1プロブレムの大きな要因といわれています。

2001年(平成13年)に文部科学省が「幼児教育振興プログラム」の中で、幼稚園と小学校の連携方策の開発、子どもたちの異年齢交流の推進、保育園と幼稚園の連携、子育て支援事業の推進など小1プロブレムの克服、予防に向けての取り組みを提案。就学前教育と小学校教育のスムーズな接続・連携のために、2008年(平成20年)には保育所保育指針、幼稚園教育要領、小学校学習指導要領が一斉に改訂されました。

それにより、幼小教職員の合同研修、非常勤講師などで相互の経験者を活用、幼児期から児童期のへの発達の流れを教師がともに理解するなど、幼児期から保育園・幼稚園と小学校の学びの連続性を意識した交流や連携が行なわれています。

地方教育行政による保幼小連携

地方教育行政による保幼小連携

国レベルで保育園・幼稚園と小学校をつなぐ取り組みが進む中、地方教育行政も自治体ごとに様々な対応をしています。小学1・2年生の少人数学級編成と複数担任制は大きな取り組みのひとつの例です。保育士と幼稚園教諭、保育士と小学校教諭の人事交流、保育園の子どもと小学校の児童との交流などを積極的に行なう動きも出ています。

学校の敷地を使った地域フェスタに住民が企画から参画するなど、地域のネットワークも生かしながら、校区の保育園・幼稚園・小学校をつないで保幼小連携を進めているケースもあるようです。

動物イラスト